Let's try !!           

蜜ろうワックスって?


蜜ろうとは、ミツバチが巣を作るときに分泌するロウ成分。

昔から化粧品クリーム、ろうそくなど天然ロウとして幅広く使われています。

その蜜ろうと植物性の油を合わせたものが蜜ろうワックスです。

蜜ろうワックスは木工製品に塗ることで、「艶出し」「表面保護」「撥水性付加」の効果が得られます。

塗りこめば「つるつる&すべすべ」手触りが格段に良くなります。

ムラもそんなに気にならないため何度も塗りこむことができ、メンテナンスにも適しています。

成分は自然素材でできているため、赤ちゃんが間違って舐めても大丈夫!

そんな天然の蜜ろうワックス、購入しようとすると意外に高価だったりします。

また、市販品の中には不純物が混じっていたり、蜜ろうが薄いものもあったりします。

今回私たちは、天然蜜ろうワックスを手造りしてみました。








  1.植物性油を用意する。(1000ml)

    
    今回は荏油(建築用)を使用しました。

    古来より木材保護用に使われる乾性油です。

    亜麻仁油、菜種油でも作れます。

    山中油店さんで購入しました。
    


  




  2.蜜ろうを用意する。(150g)

   
    今回、富山の養蜂場から購入しました。

    100%天然物です。




  3.油を鍋に注ぎ入れ熱する。

    
     蜜ろうは65度以上で溶けます。

     65度〜70度くらいに温めてください。

     




  4.蜜ろうを加え溶かしながら混ぜる。

    
    ここで沸騰させてしまうと、ロウ成分が劣化してしまいます。

    70度前後を保つようにしましょう。



  5.混ざった油をガーゼで漉しながら耐熱容器に入れる。

    
    不純物が取り除かれ、蜜ろうと荏油がきれいに混ざりました。

    今回、蜜ろう150g+荏油1000mlで調合しましたが、

    比率により硬さが変わるので好みで調整してください。


  
  6.冷やし固める。

   
    蜜ろうは65度以下で固まり始めます。

    完全に固まるまで時間がかかるので、冷蔵庫で冷やし固めました。

    これで蜜ろうワックスの完成です!


 

自家製の天然蜜ろうワックスを使って、木工製品をメンテナンスするのが楽しみです。

皆さんも機会があれば是非やってみてください。


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