魚津歴史民俗博物館

主な所蔵品

歴史民俗博物館では、近年失われつつある民俗資料や歴史資料、遺跡発掘調査によって出土した土器・陶磁器など、先人が遺した貴重な資料を収集・保管・展示しています。

桜峠遺跡出土土器さくらとうげいせきしゅつどどき

この土器は、回転押型文(おしがたもん)の尖底(せんてい)土器と呼ばれるもので、 富山県下で初めて確認された縄文時代早期の土器です。桜峠遺跡は、縄文時代早期(6000〜7000年前)から 中期(4000年前)にかけての集落遺跡で、県の史跡に指定されています。


大光寺遺跡出土の火焔土器だいこうじいせきしゅつどのかえんどき

昭和42年(1967)年に発掘調査が行われ、この火焔土器を始め、東北地方や中部高地の土器などが出土しました。 火焔土器は新潟県長岡市(馬高遺跡)や十日町市(笹山遺跡)のものとよく似ており、この地方から持ち込まれたも のと考えられます。富山県内では、朝日町の不動堂遺跡からも火焔土器が出土しています。


木造十一面観世音菩薩立像もくぞうじゅういちめんかんぜおんぼさつりつぞう

この仏像は松倉城主であった椎名氏の守護仏だったものが 落城の際に古鹿熊の神宮寺へ置かれたものと伝えられています。 杜松(ネズ)の一木造りで鎌倉時代の作と考えられます。身の丈55pで一面に木目があらわれており、 手と足の先や頂上仏などは後世の補修がうかがえます。


前田利長肖像画まえだとしながしょうぞうが

利長は利家の長男として生まれ、加賀二代藩主となりました。 加賀・能登・越中百二十万石の礎を築いた人物です。本肖像画は江戸時代の作で、 長らく市内在住の高畠家に保管されていましたが、当博物館に寄贈されたものです。富山県内に残る2つの利長の肖像画の1つです。


近世武具類きんせいぶぐるい

個人で収集されていた甲冑や槍、鉄砲など、約50点が当博物館に寄託されました。 その中には、富山藩主所用とされる、黒漆塗り和冠変わり兜や梅鉢紋の入った黒漆塗りの刀筒など 江戸時代の貴重な資料があり、市の有形文化財に指定されています。


獅子頭及び面ししがしらおよびめん

小川寺の獅子舞(県・無形民俗文化財)に用いられる獅子頭、天狗面、アネマ面各1点と、 ババ面2点の計5点を資料館に展示しています。獅子頭と天狗面は室町時代の作と考えられます。 これらの面は、市指定の有形民俗文化財に指定されています。


魚津漆器うおづしっき

新川地方は漆の産地として古くから知られ、江戸時代には加賀藩の庇護のもと、椀を中心とした 日常用品を盛んに制作していました。明治・大正・昭和と広く普及していきましたが、現在市内には 1件の漆器店を残すのみとなっています。