大�ｱクリニック 　院長　大�ｱ緑男　　魚津市寿町４−５　　　　�п@（０７６５）２３−１００１

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禁煙治療　２　（�ｂP１）　　２００８年６．１６発行

本年、新しい禁煙治療薬チャンピックス^Rが診療に用いれるようになりました。従来のニコチンテープとは全く異なる薬です。その内容について解説します。

１．チャンピックス^Rとは

従来の治療薬（ニコチンテープなど）は、喫煙に代わってニコチンを補充することにより、禁煙によるイライラ等の離脱症状を抑えていました。これと異なり、チャンピックス^Rには以下の作用があります。

タバコを吸っても美味しくない：脳にあるニコチン受容体という部位に結合して、喫煙によるニコチンの結合を妨げ、喫煙による満足感を減らします。（ニコチンを遮断）

禁煙時のイライラ解消：喫煙時ドーパミンが放出され気分が良くなるが、チャンピックス^Rがニコチン受容体に結合すると少量のドーパミンが放出され、禁煙の離脱症状やタバコに対する切望感を減らします。（少量のドーパミン放出）

これらの作用により60%以上の禁煙率を示す飲み薬です。

２．治療プログラム

以下のスケジュールで、タバコを吸いながら治療を開始します。だんだんタバコを吸うのがいやになってくれば、しめたものです。

１．禁煙開始予定日の１週間前から内服を始めます。

２．服用８日目から禁煙します。

３．計12週間服用します。　

３．禁煙治療の対象となる方

以下の４条件全てを充たす人が対象となります。

１．直ちに禁煙しようと考えている人

２．ニコチン依存症のスクリーニングテストで、ニコチン依存症と診断されている人

３．ブリンクマン指数（1日の喫煙本数　×　喫煙年数）が200以上である人

４．禁煙治療を受けることを文書により同意している人

以下にニコチン依存症のスクリーニングテストを記します。5点以上の方はニコチン依存症と考えられ、禁煙治療の対象となります。

当院ではチャンピックス^R、ニコチネルTTS^R（ニコチンテープ）のいずれか患者さんに適した治療薬を選んで禁煙治療を行っています。お気軽に御相談ください。

なお、ニコチネルTTS^Rについてはかわら版（No.9）禁煙治療を御参照ください。